ヨルダンのムスリム同胞団がエジプトの同胞団と提携解消

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 ヨルダンのムスリム同胞団は内規を修正し、エジプトのムスリム同胞団との提携を解消したとのこと。古参のメンバーでIAF(イスラーム行動戦線党)のスポークスマンでもあるMurad Adeilahによれば、先週の木曜日にエジプトの同胞団との提携を示す条文が内規から削除された。彼へのThe Jordan Timesの取材によれば、この修正は3年前から議論されていたもので、昨年末のヨルダン同胞団からの大量離脱とは無関係とのこと。

 

 昨年末にどうやら大量の離反者が出て、彼らがMuslim Brotherhood Societyやthe Zamzam Initiative、 the "Partnership and Rescue" committee といった別のイスラーム主義団体をつくったらしいことは、今回のこの記事のみならず

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という記事から知ってはいたのですが、これに続いて母体であるエジプトの同胞団との提携解消をしたことはなかなか驚き。

 Zamzam Initiativeの設立メンバーであるRheil GaraibehがThe Jordan Timesに語ったところによれば、この提案は3年前(2013年、ヨルダンの下院議員選挙があった年です)になされたものの拒否されていた、とのこと。

 まだ調べきれていないのですが、2013年の下院議員選挙を同胞団とIAFがボイコットしたことに一部のメンバーが不満を募らせたということなのでしょうか?それとエジプト同胞団との提携解消とは、いったい何の関係があるのでしょう?